RS-500E

EMS SYNTHI Filter

EMSのエンジニアSteve Gay氏が設計に関わった、正真正銘のEMS SYNTHIのリプロダクションモデル。

ハンドリングする信号レベルをRS Integrator用にリファインした以外の基本設計は完全にオリジナルのVCS3/SYNTHIシリーズのフィルターモジュールを踏襲。更に1974年の仕様変更(18dB →24dB)前後の特性が選択できたり、CV入力のキャパシターをバイパスすることで高周波でのモジュレーションを可能にできたり(EMSの定番改造メニューです)、レスポンス(レゾナンス)のCVコントロールが可能になったりと、至れり尽くせりの設計だ。

オリジナルに忠実なサウンドはもちろん、EMS社正式ライセンスによりパネル上に表記されるSYNTHIの文字もファンにはたまらない魅力だ。オリジナルの生産が事実上終了した今、EMS SYNTHIの正統な後継モデルがこの RS-5XXE シリーズである。

EMS SYNTHI A

EMS SYNTHI A

Analogue Systemsのモジュールを使用する際の注意点


Analogue Systems RS IntegratorシリーズはDoepfer A-100シリーズと同様に+/-12V、デジタル+5Vの電源で動作しますが、コネクタのピン配列が異なるため、RS IntegratorシリーズをA-100シリーズのラック及び電源で使用する場合は、電源を必要とするモジュール1台毎に変換コネクタ「AS-DO」が必要になります。

RS IntegratorシリーズとDoepfer A-100シリーズの幅は共にHP(1HP=5mm)という単位を使用しています。しかし、同じHPのモジュールでもRS IntegratorシリーズとA-100シリーズでは穴の位置が0.5HPずれているため、隣同士にマウントする場合は0.5HPの隙間が生じてしまいます。見た目を奇麗に納めたい場合はそれぞれのメーカーでまとめる、Doepfer 1.5HP Blind Plateを使用する、ネジ穴が楕円形のモジュールを上手く使用し隙間が出来ないようにするなどの工夫が必要です。

製品名RS-500E EMS SYNTHI Filter
製品種別ユーロラック・モジュラーシンセサイザー
定価32,600 円(税別)
JAN コード4582348921415
12HP
消費電流+12V : 35mA