
210e Control and Signal Router は最大8つの CV 信号と、最大8つのオーディオ信号を独立して配線する事ができる、Buchla 200e シリーズのモジュールです。
パッチケーブルによるパッチングと同等の事をこのモジュール内で行うことができるので、パッチングを最小限に留め、このモジュールでパッチングを変更し視覚的に確認する事ができます。
モジュール下部の CV ルーティンング・セクションでは、5つの出力それぞれを8つのいずれかの入力に接続する事ができます。複数の入力が1つの出力にルーティングされる場合、入力された信号の平均が出力されます。
モジュール上部のシグナル・ルーティンング・セクションも同様に、5つの出力それぞれを8つのいずれかの入力に接続する事ができます。マトリクス・ミキシングでは、任意の出力に対して複数の入力を接続できるので、各接続は独立して拡張性があります。
すべての 210e のパラメーターは 206e Mixer / Preset Manager または 225e MIDI Decoder / Preset Manager のプリセット・マネージャーを使用して記憶と呼び出しができ、各プリセットに対して独立してコントロールとルーティングが可能です。
製品名 | 210e Control and Signal Router |
製品種別 | Buchla モジュラーシンセサイザー |
定価 | 416,000 円(税別) |
※こちらの製品は Five G music technology 専売品です。 このモジュールは Buchla 200e シリーズのモジュールで、動作させるためには Buchla モジュール用(4Uサイズ)のケースが必要です。一般的なユーロラック・モジュラーシンセサイザー用のケースには、パネルのサイズと電源の規格が違うためマウントできません。 モジュールのオーディオ信号と CV、ゲート、クロック信号はユーロラックと相互に接続して使用できますが、端子形状、またゲインや電圧レンジが異なることには注意してください。 Buchlaのオーディオ信号はラインレベル(約2Vpp)で設計されています。オーディオ信号の入出力であるジャックはTiniジャックと呼ばれるものであり、ユーロラックの3.5mmの直径に比較してわずかに太いものです。CVの電圧範囲は0~10V、ゲート/トリガー信号はON時に約+10Vで設計されています。バナナ端子をユーロラック用の3.5mm端子にケーブルなどで変換をする必要があります。 これらは端子変換を行うことでユーロラックと接続可能ですが、より正しい動作を求める場合はユーティリティモジュールを使用して電圧範囲を適正に変換することを推奨します。 |