
281e Quad Function Generator は Buchla 200e シリーズのモジュールです。
2つのペアで構成された4つのファンクション・ジェネレーターを搭載しています。4つのファンクション・ジェネレーターは全て独立して動作させる事ができ、より複雑な CV を生成するためにペアリングする事もできます。
モーメンタリー・スイッチは トランジェント、サスティン、サイクル の3つのモードのいずれかを選択します。点灯している LED が選択されたモードを表しています。
パルスを受信するとファンクション・ジェネレーターの出力電圧は、入力した CV とアタック・タイム・ノブの設定の合計により決定されるレートで最大 10V まで上昇します。サスティン・モードでは入力したパルスが維持されている間は電圧が高く保たれます。サスティン・モードでないとき、または入力したパルスが切れると、出力はディケイ電圧とディケイ・ノブの設定値の合計により決定されるレートで 0V までランプ・ダウンします。ディケイの最後にはパルス出力からパルスを出力します。281e をサイクル・モードに設定した場合、これらのサイクルが繰り返されます。
アタックとディケイに設定できる時間は0.001秒から10秒です。
クアドラチャー・モードではファンクション・ジェネレーターAとB(またはCとD)は互いに連動して90度シフトした状態で動作します。より複雑なエンベロープ(ADSR)を生成するために OR 関数を呼び出す事ができます。
281e は 225e MIDI Decoder / Preset Manager を介して受信した MIDI メッセージに直接反応する事ができます。
すべての 281e のパラメーターは 206e Mixer / Preset Manager または 225e MIDI Decoder / Preset Manager のプリセット・マネージャーを使用して記憶と呼び出しができます。
製品名 | 281e Quad Function Generator |
製品種別 | Buchla モジュラーシンセサイザー |
定価 | 233,000 円(税別) |
※こちらの製品は Five G music technology 専売品です。 このモジュールは Buchla 200e シリーズのモジュールで、動作させるためには Buchla モジュール用(4Uサイズ)のケースが必要です。一般的なユーロラック・モジュラーシンセサイザー用のケースには、パネルのサイズと電源の規格が違うためマウントできません。 モジュールのオーディオ信号と CV、ゲート、クロック信号はユーロラックと相互に接続して使用できますが、端子形状、またゲインや電圧レンジが異なることには注意してください。 Buchlaのオーディオ信号はラインレベル(約2Vpp)で設計されています。オーディオ信号の入出力であるジャックはTiniジャックと呼ばれるものであり、ユーロラックの3.5mmの直径に比較してわずかに太いものです。CVの電圧範囲は0~10V、ゲート/トリガー信号はON時に約+10Vで設計されています。バナナ端子をユーロラック用の3.5mm端子にケーブルなどで変換をする必要があります。 これらは端子変換を行うことでユーロラックと接続可能ですが、より正しい動作を求める場合はユーティリティモジュールを使用して電圧範囲を適正に変換することを推奨します。 |